[はじめに]

読みかえ文の表記は次のようにした。
一、漢字の方が意味の解りやすい部分は、ひらがなを漢字に変えた。
  (例 はしめ→始め・くハしき→詳しき)
二、ひらがなの方が解りやすい部分は、漢字をひらがなに変えた。
  (例 先→まず 其→その 曰→いわく)
三、作者の発音で表されたと考えられるひらがなは、現代の標準的な使われ方にした。
「へ」→「い」「し」→「ひ」「い」→「え」
(例 さへハへ→幸い)
四、不用な送りがなと考えられるものは、送りがなを省いた。
(例 棹を→棹・後と→後)
五、ふりがなは必要と思われるもののみにした。
六、会話と考えられる部分はカギ括弧「 」を付けた。
七、ひらがなに濁点を付け読みやすくした。