梅原 龍三郎(うめはら りゅうざぶろう) 1888-1986
洋画家。京都に生まれる。関西美術院で浅井忠(1856-1907)らに学ぶ。明治41年(1908)渡仏してパリのアカデミー・ジュリアンに入学、翌年からルノアールの指導を受けた。帰国後、二科会創立に参加し、大正6年(1917)まで同会会員。大正11年(1922)から3年間春陽会に所属。昭和3年(1928)国画会を結成して指導的役割を果した。中国、台湾、鹿児島、フランスへ何度も旅行し、その土地の風物を豊かな色彩と豪放なタッチで描いた。昭和19年(1944)から東京美術学校教授を務める。昭和27年(1952)文化勲章を受章。昭和の一時代を通じて日本洋画界の重鎮として君臨した。
収蔵品