吉村忠夫

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吉村 忠夫(よしむら ただお) 1898-1952

日本画家。福岡県に生まれる。東京美術学校日本画科で松岡映丘(1881-1938)に師事した。文展、帝展に出品し、大正11年(1922)第4回帝展、大正15年(1926)第7回帝展、昭和2年(1927)第8回帝展で特選を受賞。しばしば審査員をつとめた。映丘の歿後は国画院を師事。大和絵発展に尽力し、昭和14年(1937)には同志と共に日本画院を設立その同人となった。晩年は舞台美術の方面にも筆をふるい、大和絵風の典雅な装置をみせた。

収蔵品

光明皇后 五月一日経

光明皇后 五月一日経

制作年不詳

墨/紙 26.0×50.5cm