第1章 原始・古代の船橋
≪時代のあらまし≫
ナウマン象が歩いたころ ―更新世の船橋―
海の底だったころ
印旛沼のナウマン象
船橋で暮らした最初の人々
船橋の先土器時代
原始人の知恵の結晶“石器”
定住とムラの始まり
縄文時代の二大発明
縄文人のマイホーム跡
リアス式海岸だった船橋
早期・飛の台貝塚
前期・飯山満東遺跡
本格的な網漁の始まり
華やかな中期の土器
盛んになった漁業
後期の繁栄と晩期の衰退
土器作りの進歩
縄文の衣食住と祭り
″旬″の味覚
快適な竪穴式住居
おしゃれだった縄文人
土偶に見る呪術の世界
地形の成り立ちと遺跡の分布
船橋の地形
米作りの始まり
食糧の採取から生産へ
縄文の名残と弥生文化
夏見の台地に残る遺跡
ムラの統合とクニの始まり
石器から鉄器の時代へ
余剰米が生んだ社会の変化
守りのムラと農耕民の墓
中国の歴史書に現れた日本
古墳にみる国家の統一
大和朝廷の発展
房総の古墳
古墳時代の人々の生活
カマドを備えた住居跡
鉄器の普及と生産の向上
大型化するムラと住居
甑の登場
土師器の使われた時代
機能的な日常用具
土師器の変遷
須恵器から陶器へ
律令国家と下総国
大化の改新
変わる地方制度
印内台・本郷台遺跡
文字の広がり
下総の仏教文化
仏教の伝来
下総国分寺
古墳の禁止と火葬の始まり
貴族と農民の暮らし
贅を尽くした貴族の暮らし
戸籍の始まり
重い税負担に苦しんだ農民たち
初めての銭貨登場
船橋の古社のルーツを探る
船橋大神宮
興味深い神社名の由来
二宮神社
平将門と下総
武士の台頭
都を震え上がらせた将門の乱
語り継がれる将門伝説
船橋周辺の荘園
荘園の広がり
忠常の乱と房総の荒廃
市内の荘園
今も残る荘園時代の名残
船橋の平安文化
更級日記に見る平安の房総
弘法伝説
船橋の平安仏教
第2章 中世の船橋
千葉氏と源頼朝 ―房総中世史の幕明け―
千葉氏の成立と試練
源頼朝の挙兵と敗走
頼朝房総の地で再起
武家政権下の船橋
千葉氏全盛へ
船橋の地名が文献に
千葉氏と船橋市域
鎌倉時代の文化財
九州千葉氏と船橋
千葉氏の分裂
千葉胤貞と小室
神保郷の意味するもの
南北朝時代の文化財
海上交通の発達と船橋港
千葉氏の変遷
室町時代前期の市内の村々
中世の船橋港
戦国武将たちと船橋
房総の勢力交代
戦国武将高城氏と船橋
大神宮門前の「市」
船橋の中世城館址
中世城館と城主
第3章 近世の船橋
徳川家康と船橋
小田原北条氏の滅亡
徳川家康の江戸入り
御成街道と船橋御殿
江戸時代の郷土の支配者
成瀬氏-特殊な大名-
船橋市域の支配者
江戸時代の農民の負担-検地と年貢-
検地と石高
年貢と課役
宿場町船橋
船橋は宿場ではない?
交通の要船橋
伝馬継立と助郷
船橋の海運業
船橋浦と漁業
起源の古い船橋漁業
御菜浦と占有漁場
漁場をめぐる紛争
船橋浦の戸口と漁法
船橋と幕府馬牧
下総の牧場
江戸前期の下野牧
牧場の制度と牧士
野馬捕り
野馬土手と木戸
下総薬園
下総薬園の開設
薬園台新田の成立
将軍家の鷹場と鹿狩り
将軍家鷹狩りと鷹場
船橋と鷹場
鷹場村々の負担
小金原の将軍家鹿狩り
西海神浜周辺の塩業
塩浜と幕府の保護奨励
市域村々の塩浜
西海神浜の塩業
十州塩と古積塩
塩の製造法
江戸時代の文化・宗教・教育
郷土文化の代表・俳諧
寺社と制度
教育の普及
江戸時代よもやま話
幕府の大砲試射
松平定信の『狗日記』
北斎が描いた宿場風景
市内は素通りの芭蕉と崋山
虚無僧寺清山寺
戊辰戦争と船橋
戦闘までの経緯
八幡・市川の戦闘
鎌ヶ谷・馬込周辺の戦闘
船橋宿の戦闘と兵火
海神の戦闘
戦争の影響
第4章 近・現代の船橋
明治の地方制度と船橋
府・藩・県三治制
廃藩置県
千葉県の誕生
大区小区制
郡区町村編制法
市制町村制
二和・三咲の開墾
開墾の発端
開墾会社の設立
開墾諸規則の制定
移住開始
二和・三咲の経過
開墾会社の解散
その後の二和・三咲
習志野原と軍隊
牧場から演習場へ
「習志野ノ原」の誕生
陸軍演習場の習志野原
習志野原演習場の変遷
地租改正と船橋
地租改正の前提
地租改正法
実地丈量の推進
地位等級の決定
米麦価決定から地価決定へ
改正地券の発行
船橋地方の学校
「学制」発布
船橋小学校等の開校
教育令と改正教育令
義務教育制の確立
総武鉄道の開通
鉄道建設ブーム
総武鉄道
鉄道開通の影響
国有化と複線化
京成電車・北総鉄道の開通
京成電気軌道の発足
鉄道の開通と延長
北総鉄道の開通
無線電信所・津波・大震災
船橋無線電信所
大正6年の大津波
関東大震災
船橋市誕生前後
東京圈の拡大
市制施行への曲折
「船橋市」誕生
戦中・戦後の船橋
強まる戦時色
太平洋戦争へ
船橋の軍需工場
市域と空襲
終戦直後の船橋
習志野原の開墾と新京成電鉄の開通
経済成長 ―商工業の発展―
二宮町・豊富村の合併
埋め立てと工業化
商業の変貌と発展
船橋ヘルスセンター
人口の増加 ―50万都市へ―
鉄道網の拡充と団地の造成
スポーツ健康都市
現在の船橋市