当時は先土器時代と呼ばれ、人々はまだ土器の作り方を知らず、石や木や骨でできた道具を使って、狩りをしたり、草や木の実を採って暮らしていました。
石器のいろいろ
この時代の人々の足跡をとどめているのが、西の台遺跡(二和西1)です。場所は、海老川の支流・金杉川によって開かれた台地の北側にあります。ここでは石器が大量かつ集中的に出土しました。また、焼けた礫(石ころ)も出て、火を使ったことも確かめられています。このほか市内では、八人割(藤原8)、夏見大塚(夏見2)、海神台西(海神5ほか)、印内台(西船3)などの遺跡から、先土器時代の遺物が見つかっています。