土器を使って容易に煮炊きができるようになると、消化、吸収が助けられ、生では食べることができなかったものも、食卓をにぎわすようになりました。弓矢は、弓の反発力と弦の張力を利用した飛び道具で、投げ槍よりも、遠くから正確に獲物をしとめることができます。
土器や弓矢を使うようになった人々は、狩りや漁、木の実の採集など自然物に頼りながらも、豊かで安定した食生活を営むようになり、定住的な生活が行われるようになりました。
約1万年に及ぶ縄文時代は、土器の特徴から草創期、早期、前期、中期、後期、晩期の6期に分けられます。
縄文時代の区分