目次
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第1章 原始・古代の船橋
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船橋周辺の荘園
今も残る荘園時代の名残
夏見御厨跡にまつられていた神明宮は、夏見の日枝神社の境内に移されていますが、日枝神社の鳥居には、わらで作った蛇を伊勢神宮に尻を向けないよう頭を西向きにして下げる風習が残され、地元と伊勢神宮との深い結び付きが感じられます。
また、当時の水田は台地からのわき水が豊富な谷津に営まれましたが、今も車方町では谷津田の上流の谷頭にわき水と清流を見ることができ、荘園の時代の船橋の様子がしのばれます。
夏見御厨跡にまつられていた神明宮(夏見公民館横の日枝神社内)