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第3章 近世の船橋
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船橋と幕府馬牧
下総の牧場
江戸時代、下総の台地には広大な幕府の馬牧が置かれていました。牧場の数は時期によって消長がありますが、江戸後期には小金五牧、佐倉七牧で計12ありました。牧場は一つ一つが広大で、大人が1日がかりでも周囲をまわりきれないものもありました。
船橋市の中央台地も牧場で、小金五牧の一つの下野牧でした。下野牧は船橋市中央台地を横切り、習志野市北部を経て千葉市西端に至る細長い牧場でした。