目次
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第3章 近世の船橋
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船橋と幕府馬牧
野馬捕り
野馬捕りとは、日ごろは広大な牧場に放し飼いになっている馬を、捕込と称する土手囲いの中に追い入れて、1頭1頭帳簿につけたり、焼き印を押し、一部は民間に払い下げたりするため捕らえることをいいます。江戸中期からは原則として年1回行われ、牧士指揮の下、周辺の村々から動員された何千人もの勢子人足が馬を追いかけました。
下野牧の捕込は、現在の咲が丘1丁目にありました。
幕末の野馬捕りの光景(『成田名所図会』より)