目次
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第3章 近世の船橋
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西海神浜周辺の塩業
西海神浜の塩業
市域で規模の大きな塩浜が成立するのは天明年間で、2年(1782年)に西海神村の者が塩浜開発の権利を譲り受けて、江戸の者3人を金主にさそって工事を始めたのが起源です。工事は高波の被害を受けたりしてなかなかはかどりませんでしたが、天明5年にようやく水田と合わせて20町歩ほどが完成して、代官所の検地を受けました。この塩浜は村持ちと定められました。