鎌ヶ谷・馬込周辺の戦闘

 八幡での開戦直後に、馬込沢台でも戦闘が始まりました。鎌ヶ谷にいた佐土原藩(約200人)と、船橋からくり出した第2大隊の一部が衝突したものです。八幡の銃声を聞いた佐土原方が、船橋へ出撃する合図だと誤認して出発したのを、脱走方が待ち伏せ攻撃したのです。両軍の撃ち合いとなりましたが、佐土原方が脱走方を追い返しました。
 その後、鎌ヶ谷大新田東方から夏見台地にかけてでも戦闘がありましたが、新式の銃器を装備する佐土原方が勝利し、脱走方は船橋方面へ逃走しました。
 この時、東・西夏見の一部が兵火にかかり、寺と民家30軒近くが焼かれました。