明治6年6月15日、政府は印旛・木更津両県を廃して千葉県を新設し、千葉町に県庁を置くことを布達しました。ここに千葉県が誕生したのです。
しかし、この千葉県は現在とは形が異なり、現茨城県の結城・猿島・岡田・豊田郡を含み、一方では現千葉県の香取・海上・匝瑳郡は含まないというものでした。
その後、8年5月に新治県が廃され、千葉県と茨城県に分けられ、香取郡等は千葉県に編入されました。同時に旧千葉県の利根川以北の部分が茨城県に移管され、ほぼ現在の千葉県の形が完成しました。
千葉県の誕生