開墾の志願者は、まず旧土佐藩邸等の授産場へ集められ、農耕に耐えられるとみなされると、説明を受けた後で集団で開墾地へ送られました。
その第一陣は10月26日に初富に移住した人たちで、続いて11月11日二和、11月26日に三咲の入植が始まりました。
なお、開墾地には当初から入植の順序と佳字を組み合わせた地名が付けられました。それぞれの地名は次のとおりです(カッコ内は現在の行政区画)。
初富(鎌ヶ谷市)、二和(船橋市)、三咲(船橋市)、豊四季(柏市)、五香(松戸市)、六実(松戸市)、七栄(富里町)、八街(八街市)、九美上(佐原市)、十倉(富里町)、十余一 (白井町)、十余二(柏市)、十余三(成田市・大栄町・多古町)