改正地券の発行

 以上の作業を経て、各村は「地価一筆限帳」を作成し、各所有者には一筆ごとに改正地券が交付されました。その後、山林・原野の改租事業が14年ころまで進められ、地券交付は15年後半から16年にかけて、ようやく完了したのです。
 地租改正は政府財源の確保をもたらした一方、農民層を中心とする負担も大きく、まさに明治の一大事業でした。
 

明治13年発行の改正地券(「五日市」は現在の宮本付近。川奈部慶之助氏は後に5代目船橋町長となりました)