「スポーツ健康都市」を宣言する大橋和夫市長
全国で初めての屋根付きゲートボール場と、ナイター照明付きの中学校校庭の夜間開放につづき、59年からは公共施設の駐車場や民間の遊休地を利用し、テニスやバスケットボールなどが楽しめる「まちかどスポーツ広場」が開設されました。60年に海老川沿いに整備されたジョギングロードでは一流選手から市民ランナーまでが走り、61年には地域のスポーツリーダーを育てるための「スポーツ健康大学」もスタートし、その卒業生は400人を超えました。
そして、スポーツ健康都市・船橋の名を全国に響かせたのが青少年の活躍でした。中でも、宣言が行われた58年に体育科が設置された市立船橋高校の生徒たちの活躍は、市民スポーツの裾野を広げ、市民のまちへの愛着を深めました。61年の全国高校駅伝での男子優勝に始まり、サッカー・女子駅伝・バレーボール男子の全国制覇、野球部の春夏甲子園での活躍など、優秀な指導者のもとで若い力を思い切り伸ばして欲しいという、体育科設置のねらいは見事花開きました。
平成4年12月、3年ぶり2回目の日本一に輝いた市立船橋高校女子駅伝チーム
こうしたスポーツ健康都市づくりは船橋を活性化させ、さらに魅力ある都市へと変身させる一つの契機となりました。