おえには囲炉裏を中心に畳が敷いてある部分とその周りを取り囲む板敷の部分とがあります。
おえは家族の生活の中心になる居間であると同時に、村の人たちが集まって打ち合わせなどが行われる場所にも使われました。そのほか、正月などの年中行事が執り行われる場所としても使われます。
起居室(Oe)以地爐為中心,分為鋪著榻榻米的部分,以及環繞其周圍的木地板部分。
囲炉裏では薪が一年中焚かれています。囲炉裏から立ち上る煙や暖気が家屋中に行きわたります。煙は簀の子が敷かれた2階にも昇ります。この煙は、屋根材に使われる茅をはじめ、柱、建具などに防虫・殺菌・乾燥の効果を果たします。さらに板材などはとても美しい光沢を発するようになります。
地爐裏柴火連年不絕,而自地爐升起的炊煙及暖氣能通達屋宅各處。炊煙也能升至鋪著條狀地板的二樓。這縷炊煙,除了對使用在屋頂材料的茅草外,也能對樑柱、門窗隔扇等起到防蟲、殺菌、乾燥等效果,屋內板材等也因此散發出美麗光澤。
上の図は部屋の四隅からおえの様子を撮影したものです。
上圖為自房間四個角落拍攝起居室的樣貌。
左の写真は、前の当主である和田正美氏によるオーラルヒストリーの一場面です。 左方照片為前任戶長和田正美先生口述歷史的一個畫面。 | |
【目録】 |