解題・説明
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慈恩寺開山半山和尚は、慈恩寺の十景を選び、それぞれ白拈室(びゃくねんしつ)、呼犬鐘(こけんしょう)、独立山、妃流瀑(きりゅうばく)、臥竜池(がりゅうち)、五椏松(ごあのまつ)、挑灯(ちょうとう)石 、吐月峯(とげつほう)、霊亀島(れいきとう)、不老岩と名付けた。八幡城主金森頼錦(よりかね)はたびたびここに遊び、境内の風致を鑑賞して十景を顕彰するために、好文を諸侯に請うて一景一詩を選び、『鐘山十景記』の詩集一巻を当寺で納めた。(石田正之輔、高橋教雄、寺田敬蔵『復刻 郡上郷土史料・解説』郷土出版社 1992年 による)
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