新明倫館碑

指定年月日/昭和4年12月17日 名称変更及び追加指定/昭和24年7月1日・平成15年8月27日
 
嘉永2年(1849)新明倫館の開校を記念し、創立の由来を伝えるために建てられた。意匠は古明倫館碑と同じである。「重建明倫館記」と題された碑文は10代学頭山県太華が作成した。この文中、「幕命而」の3字が削られている。「幕命を崇奉して国家の蕃屏たる所以なり」と読まれる一節で、幕末に尊王攘夷運動が盛んになるにつれ、これを快く思わぬ数人の学生が削り取ったと伝わる。