扁額「仰止」(ぎょうし)

新明倫館の聖廟に掲げられたもので、有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)の書である。「仰止」は詩経「高山仰止景行々止」からとった。止は助辞、聖人の徳を仰ぎ慕うの意味。体裁は白地に金文字を大きく浮刻し、縁を赤、緑、青に塗った中国式極彩式のものである。山口県立萩高等学校所蔵。