石英租面岩溶岩

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 石英粗面岩溶岩は鈴木 長谷川(1963)によると、松倉川下流の東部地区と、温川上流地域に分布している。しかし、長谷川 鈴木(1964)によると、松倉川左岸のものは石英粗面岩としているが、温川上流のものを石英斑岩としている。石英粗面岩溶岩は下位の地層を水平に覆っており、その接触付近では不規則な節理が発達し、溶結凝灰岩状の岩相を示している。上部は柱状の節理が発達し堅硬ち密で、4ミリメートル大の石英を含むネバダ岩状の石英粗面岩になり、両者の関係は漸移を成している。