目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第2章 松前藩政下の箱館
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第7節 宗教・文化・生活
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1 宗教
良忍上人の渡来説
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『
蝦夷実地検考録
』に、「神職旧記に云う。大治年中(一一二六~一一三〇)大原の
良忍
上人、
融通念佛
を弘めん為に、此島へ渡り、杖を息めし時、観音の霊跡有りといいしことあるにより、保延元乙卯年一宇を建てたり」と、
融通念佛
宗の開祖
良忍
上人の布教の為の渡来が記されているが、これには傍証がなく、おそらく室町末期以降、全国に流布された
融通念仏
縁起絵巻の影響によって生まれた伝説ではないかといわれている。