[第3節 都市基盤]

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 これまでは、市街地という漠然とした空間を土地制度や町のもつ機能性あるいは経済力という視点からアプローチしてきた。これにより空間が多様な数値や性格を持っていることが理解できたのである。しかし、その数値つまり地価や店舗数などの変化についての記述が先行し、現象論的な説明に終始した面がある。都市基盤整備はこのような現象と関連しながら、それらを補足するとともに都市現象の推移をも説明しようと思う。