目次
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第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ
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第9章 産業基盤の整備と漁業基地の確立
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第2節 諸工業の発展
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2 その他の諸工業の動向
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その他の諸工業
燐寸
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開拓使時代に欠損を重ねた燐寸製造業では、36年に至って富永太三郎が東雲町に工場を設けた。しかし、木造であったため、37年に道庁より営業停止を命ぜられたので、乾燥室を土造として38年に再び許可を得て始業した。職工は男子6名、女子38名であったが、大阪より雇入れた取締まりのほかはすべて年少者であったといわれる。38年の売上高対利益率は6.4パーセントであり、この成績はその後の数年も同様であった。