目次
/
[亀田市編]
/
第三章 明治の新風
/
第一節 箱館戦争と亀田
/
四 桔梗野台場の戦闘
桔梗野攻撃
177 ~ 177 / 1205ページ
官軍の追撃を受けた榎本軍は、五月一日ごろ七飯、大川方面と、七重浜、上磯方面を結ぶ交通の要地である現在の流通センター付近の高台に胸壁を築き、大砲を設置していた。更に大決戦の五月十一日には、榎本軍はここに大川正次郎を頭とする伝習歩兵隊、長禄三郎を長とする遊撃隊、それに器械局などで守備を固めていたが、この日官軍は七重浜側より弘前藩一中隊、松前藩一中隊、長州藩一小隊、薩摩藩半隊、大川方面よりは松前藩参番、四番隊、福山藩、津軽藩、長州大砲隊をもってこの桔梗野台場を攻撃した。