明治二十三年教育に関する勅語の発布により、わが国の教育の基本が示され、長期にわたって教育の中核となった。『北海道教育史地方編一』によると、亀田外三郡長森源三が「教育に関する勅語の仮謄本を各小学校へ交付し可レ成謹厳なる式を挙げ勅語の御主旨を発表する様取計度い。」と意志表示した。
御真影は亀田小学校において二十五年五月十八日に奉戴式をあげ、付近の各校は職員生徒一同これに参列している。なお、再誕生後の亀田小学校は三十六年九月聖影を奉戴した。その他各小学校も同様に勅語及び御真影をいただき、児童の教育に当ったが、特に修身教育においては勅語に関する授業が中心であった。