目次
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[亀田市編]
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第四章 都市近郊農村の歩み
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第二節 農業
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四 水害・凶作
昭和十九年の病害
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例年、病虫害による被害も相当なもので、天災と並んで当時の農民たちを苦しめていた。
病害の例を昭和九、十年にとってみると、稲熱病、稲浮塵子(うんか)による八月三十一日現在の被害状況は、収穫皆無 五〇反 七四石、七割以上減収 五〇反 五二石、五割以上七割未満の減収 二〇〇反 一四八石、三割以上五割未満減収 四〇〇反 二四〇石、一割以上三割未満減収 一〇〇反 一四石、合計八〇〇反歩 五二八石の減収という状況であった。