草とり

385 ~ 385 / 1205ページ
 植え付けが済んで二週間もすると小さな雑草が生えてくる。それが伸びてから取ると、刈り取った雑草の始末に困るというので、雑草の芽がわずかばかりのうちに両手で土をかき回していった。かまを使うより、両手なので早かったが、肩が凝(こ)ったという。立ちかまが使われるようになったのは、それからあとのことである。これは立って作業ができるので楽であった。もう少し進んで馬にカルチペーターを引かせて除草と覆土を一度に行った。この農具には五―七本の爪がついていて、土をかき回しながら草を取り、薯の上に土をかぶせていく仕掛けになっていた。