目次
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[亀田市編]
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第四章 都市近郊農村の歩み
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第三節 畜産
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三 主な畜産
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(二) 牛
飼育戸数
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大正十四年道庁では、土地改良、糖業奨励と共に畜産奨励を農政の三大政策としてかかげ、牛馬一〇〇万頭計画を推進しようとしていた。これは、畑作農家一戸に対して牛は二頭、馬は畑作農家、米作農家共に一頭ずつ飼養すベきだという「大家畜三頭主義」という具体的施策をとろうとした。しかし、こうした政策にもかかわらず亀田村の牛の飼育戸数は次の表のとおりわずかなものであった。
[飼育戸数]
畑作農家一戸に二頭どころか、ほとんど飼育戸数は横ばい状態である。昭和十年を例にとってみても、全農家数の約三パーセントに過ぎない。
ちなみに昭和十八年に五頭以上飼育していた農家は次のとおりである。( )の数字は飼育頭数
園田牧場(二九) 西村菊次郎(九) 久保牛舎(九)
田原勇次郎(八) 永田市三郎(七) 横山毅夫(五)
雨塚茂松(五)