重要林産物
昭和十一年の薪炭材の内訳は、薪材一、〇〇〇棚 二、五〇〇円、炭材七五〇棚 一、〇〇〇円であり、昭和十三年の同内訳も、薪材一、二四八棚 四、九九二円、炭材二二七棚 四五四円と、薪材の方が数量が多い。用材の樹種は、昭和十九年を例にとると、すぎ七〇〇石、五、六〇〇円、からまつ四、〇〇〇石、二〇、〇〇〇円であり、からまつが圧倒的に多い。その他として、昭和十五年に炭鉱用丸太を、四五、〇〇〇本、二七、〇〇〇円産出しているが、これは、戦争のために、道内で石炭を増産する必要があったためである。またごくわずかであるが椎茸の栽培も試みられ、大正四年八〇斤 二六円、同五年七〇斤 二五円、同九年一二〇斤 一二〇円、同十年六〇斤 一〇〇円という程度であった。