目次
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[亀田市編]
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第四章 都市近郊農村の歩み
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第四節 林業
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七 炭焼き
釜
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釜の大きさや形は、その場所によって違うが、普通、縦一五尺、横一〇尺位の大きさである。小さな釜一枚で約三〇俵から四〇俵の炭がとれる。大きな釜では一〇〇俵もとれるが、焼き方を失敗するとひと釜全部がだめになるので大きな釜はそれだけ危険性が大きかった。釜の作り方は、まず木を積み上げることから始める。次に三寸から五寸くらい土をかぶせて、よく上からたたいてかためる、最後にたき口と煙の出る「くど」をつけて仕上げるのである。