永田徳松

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 (文政六年九月十九日生)
      亀田村大字赤川村字山下三〇六番地
 
 明治三十年以来二反歩の苗圃を新設し、杉、落葉松、赤松を養成した。明治以前より造林事業を企画し、明治四十五年には面積七万坪の造林地を有し、明治二十五年ころ、自家建築材および電柱材を伐採した。
 山には良好な森林を有し、明治三十年より年々杉、松、落葉松など一万本内外を植栽した。
 氏は林産事業経営の外に、村民に対しても、熱心に造林事業を説いていたという。