木村徳太郎

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 (明治三年七月十五日生)
      亀田村大字神山村字田子尻一三八番地
 
 昭和十三年四月、自治制五十周年記念式で自治功労者として表彰された。
 木村家は氏が四代目という旧家である。明治三十五年、自治制施行と共に衆望を担って村会議員に当選し、以来昭和二年まで六期の間議員として村政に参与した。この間大正七年四月一日村有林取締を嘱託せられ、盗伐、山火の予防に腐心する半面、村の基本財産として植樹の励行を叫び、私費を投じて苗木を購入して青年団に寄付し、五万余本の落葉松の植樹を実行した。
 昭和十年ころ、樹齢二〇年以上に達したので売却したが、これによって同村の模範青年団と称された鍛神青年団の活動の基本資金が生れたのであった。