生産量の増加

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 純農村である亀田村の工業生産は大正時代に入っても、全産業の約一〇%とその割合は多くなかった。
 大正五年の亀田村の主な工業製品は、澱粉をはじめとして、煉瓦(れんが)、瓦(かわら)、天然氷、竹細工、土管などであって、その総額は約六万七、〇〇〇円であった。その後、時代を経るにしたがって、工業製品の種類も増え、年総額も、大正十年には約一二万円、同十三年は約一六万円、昭和八年は一八万円、昭和十年は四六万円、昭和十一年には約六三万円となり、全産業総生産額の三八%を占めるまでに増加した。