開所以来、年々その成績を挙げ、入所率および出席歩合なども良好となった。入所に関しては理事者が主事指導員と協力勧誘し、出席に関しては職員が督励に努め、昭和六年は桔梗、亀田両訓練所は成績良好の故をもって査閲において好評であった。
各訓練所の生徒数は次のとおりである。
[青年訓練所]
青年訓練所における訓練は教練科を主体として、一か年四五日以上の授業を行い、昼間と夜間(学科)に分れて実施した。職員は小学校の教師と在郷軍人によって構成され、毎年査閲を受けることになっていた。査閲の場合は陸軍中佐などが来所して指導に当った。