目次
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[亀田市編]
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第四章 都市近郊農村の歩み
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第一〇節 保健衛生
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一 函館区の保健衛生
伝染病
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大正から昭和初期にかけて、人々がよく患っていた病気は結核やトラホームであったが、最も恐れられていたのは死亡率の高いジフテリア、腸チフス、パラチフス、赤痢などの伝染病であった。特に八月から十一月にかけて流行する腸チフスには毎年悩まされていた。
大正七年から同九年にかけての函館区の伝染病患者の発生状況は次のとおりである。
[伝染病患者発生状況]