公営住宅建設が進められるとともに、他方では勤労者のための住宅確保を目的とした住宅供給公社による建築もなされた。
一 昭和四十一年十一月末字富岡七二番地に二〇戸完成した分譲住宅は、北海道住宅供給公社が住宅金融公庫融資の「土地付き分譲住宅」として建築したものである。住宅様式は、
建坪五六㎡2DK 土地二五五㎡
ほかに浴室付き 中二階二室が造作可能
二 また同公社は、同じく土地付き分譲住宅を字鍛治一九四番地に(鍛神小学校東側)昭和四十二、三年に継続して三八戸を建築している。分譲要領は次のようになっている。
建築戸数 二〇戸 四十二年十月末完成
一八戸 四十三年十月末完成
住宅様式 一戸当り五六㎡(中二階可能)
補強コンクリートブロック平屋
分譲価格 四十二年度分 二二三万円
三〇年償還 積立年七二万円 公庫融資 一五〇万円
四十三年度分 二三九万円
三〇年償還 積立金七七万円 公庫融資 一五九万円
三 昭和四十三年から三か年継続で字東山七三番地に、「北海道勤労者住宅生活協同組合」の計画で造成がなされたが、概略は次のとおりである。
敷地総面積 七六、四五六㎡ 区画 二四一区切り
分譲住宅 八七戸分(四十三年分 一五戸)
宅地分譲 九八戸分(四十三年分 三五戸)
厚生年金分譲住宅 五六戸分(四十三年分 一〇戸)