この計画は、昭和四十六年七月亀田町の都市計画区域が決定し、つづいて十二月には、市街化区域と市街化調整区域が決定されたことによって新しい町造りを計画するもので、用途地域が決定するに伴い、人間生活に欠くことのできない下水道整備が緊急の課題であった。
そこで町内の市街化区域内の下水道を整備しようと「亀田町下水道計画図」が策定され、第一排水区と第二排水区に分けて、下水管を布設する計画を都市計画法によって決定した。そのおもな内容は、
・排水区域は市街化区域全部で約一、二五七ヘクタールの地域
・下水排除の方法は主として分流式を採用し、雨水と汚水を別々の管で受け、雨水は直接付近の川に放流し、汚水は処理場に集めて処理してから放流する方法である。
本計画は直ちに実施に移され、当局の前向きの努力と、地域住民の協力とあいまって大きく事業の進捗をみ、昭和四十八年九月一日現在において管路延長一万七、〇九〇・四メートル、排水面積八八三・三ヘクタール、排水人口一万六、一九六人、排水戸数四、五一六戸の完成をみるに至った。