昭和十三年四月法律第六十七号で農地調整法が公布されたが、この法による農地委員会設置は町村の任意としていたが、昭和二十年十一月と二十一年十月に改正されたことにより、亀田村農地委員会は二十一年に設置された。農地改革による農地買収、農地売渡しを経て、昭和二十六年三月法律第八十八号をもって「農業委員会法」が公布され、農業委員会は市町村にだけ存置することとなったので、亀田村農地委員会は改組され、この年亀田村農業委員会が設置された。そののち市町村の実態に適合するよう昭和二十九、三十二年にわたって委員会の組織改正がなされ、農業生産の発展と経営合理化指導など、行政面の役割を果たしてきた。また農業委員会委員の選出においても、従来の農民代表に加えて、広く学識経験者からも委員を求めた。
昭和二十九年七月十六日実施された農業委員会委員選挙で当選した委員は次のとおりである。
宮川儀三郎 佐々木 正 柴谷 豊司 中村 良美 長内 三郎
亀谷 正 菅原梅太郎 紫前 政蔵 木村 徳男 水島辰三郎
小柳 忠蔵 土井 勝雄 水島 玉蔵 佐々木治太郎 木戸浦重作
このほかに村長の選任委員は次の三名である。
藤谷久三郎 近江新三郎 工藤久寿保
委員の互選により、会長近江新三郎 副会長(会長代理)土井勝雄があげられた。