亀田村農業協同組合の前身をたどってみると、次のような設置、改組を経てきた。
明治三十二年法律第百三号をもって農会法が公布され、翌三十三年法律第三十四号をもって産業組合法が公布され、信用組合や産業組合が市町村単位に設置されることとなったことにより、三十三年七月「亀田村農会」が設立された。
大正四年に桔梗信用購買販売利用組合が設立され、昭和七年には亀田村信用購買販売利用組合の設立をみ、昭和十六年に亀田村農業会が設立された。
昭和二十二年十一月法律第百三十二号をもって農業協同組合法が公布されたことによって、桔梗信販組合と亀田村農業会は改組統合し、昭和二十三年に「亀田村農業協同組合」が設立発足した。このほかこの年には、鍛神農業協同組合、桔梗中の沢開拓農業協同組合、亀田村農業共済組合が設立された。また翌二十四年には東山開拓農業協同組合が設立された。
以上のように設立された農業協同組合は、地域農業生産増加のため、村産業発展のため活発な活動を続けてきたのであるが、村勢の進展に見合う体制作りの必要から、昭和三十三年、また三十九年に至って合併がなされ、更に充実した農業協同組合へと移っていった。