目次
/
[亀田市編]
/
第五章 農地解放と農村の変容
/
第五節 農業
/
八 年度産米供出
昭和三十年産米自主事前売渡し予約制
640 ~ 640 / 1205ページ
九月実収予想高調査では、面積四三三・六町歩、作付戸数七〇三戸、反当平均収量一石六斗八升、総生産量七、二八八石六斗六升と収穫が見込まれた。本年からは従来の年産米供出制度が改正され、農家の自主的な「事前売渡し予約」制度になった。この方法による予約量は一、四九三石で、十一月二十日現在出荷率は三五%の不振状況であったが、十二月期限最終的には約一、八〇〇石の好成績で政府売渡しをおさめた。以後この事前売渡し予約制度により年産米供出の出荷がなされた。