事前売渡し予約量の三十四年以後の状況をみると、
政府買入れ指示量 うち予約量
昭和三四年 四、五六七俵 三、九一〇俵
〃三五年 二、一一六石 一、五八八石
〃三六年 七、四二五俵 四、八〇〇俵
〃三七年 六、八二六俵 五、二一三俵
政府買入れ指示量 うち予約量
昭和三八年 七、二〇四俵 四、五一三俵
〃三九年 七、〇八九俵 五、七一二俵
〃四〇年 六、七二四俵 五、一〇九俵
以上七か年の中で農家の予約量の多いのは三十七年の五、二一三俵、三十九年の五、七一二俵であるが、このように予約数量の多くなってきている傾向の理由としては、戦後の統制経済下にあっての強制供出的観念から脱却して、完全に農家経済の重要な換金作物として重視されるようになったものと思われる。