家畜貸付制度

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 村では家畜増殖のため種々施策を講じたが、昭和二十九年からは更に次のような貸付制度を設置した。すなわち家畜飼育の意欲を高め、改良増殖を図って、農家経済の安定を期する目的で「亀田村家畜貸付制度」が設定されたのであるが、この貸付制度内容の大要をみると、昭和二十九年度から村費をもって、「乳牛」(生後六か月以上)を購入し、村内無牛農家で乳牛飼育の熱意を有するものに対して貸付をなし、五か年以内で子雌牛一頭を返納することによって、さきの貸付乳牛を無償で払下げる仕組みになっているものである。
 この制度発足による実施状況を挙げると、貸付を希望するものからの申請書を取りまとめた結果は九三戸の申込みとなり、このうちすでに乳牛を飼育しているものが一八戸あり、結局は七五戸の有資格者について、「亀田村家畜貸付審議会」にはかった結果、村内を五地帯に区分し、二十九年度は二地帯「赤川・石川地帯」と「本通・鍛治・東山地帯」に各五頭を導入することに決定した。
 今回貸付した雌牛は八雲町より四頭、長万部町より六頭の計一〇頭を、道有雌牛購買と同時に購入し、十月十四、十五日の両日左記農家に貸付を終了した。この貸付雌牛から生産返納された雌牛は、その地帯区の農家に再貸付するものである。
 
○赤川・石川地帯貸付者
  菅藤錦一郎  梅村新一郎  横滝 直蔵  西谷安太郎  横滝留五郎
○本通・鍛治・東山地帯貸付者
  於本市太郎  信太 定松  鳥海 嘉一  原田 利邦  木村源太郎
 
 なお、道有貸付雌牛は道より指定された桔梗地帯区の左記該当者に知内村および木古内町より購買された雌牛を十月七日貸付けした。この道貸付雌牛も村貸付と同じく返納する子雌牛を、その地帯区の農家に再貸付をすることとなった。
 
○桔梗地帯貸付者
  白岩 糸松  三上 浪雄  福田 利男  中出 政夫  後藤  基