昭和二十九年から実施されてきた亀田村家畜貸付制度に基づく貸付普及状況を、三十二年度分についてみると、村有貸付雌牛五頭の貸付者への引渡しを六月末に完了した。この雌牛は村内から二頭、知内村から三頭を購入したもので、六月十日開催の家畜貸付審議会で、申込者一七人の中から五人を厳選し、左記のものに引渡しをした。
池田 由蔵(中道) 柏 松太郎(富岡) 下山 宇一(石川)
小笠原正一(昭和) 中村 久一(昭和)
この貸付の結果村有貸付雌牛は総数二〇頭となり、同年六月末までの地帯別貸付頭数は、次のとおりである。
中道二頭 富岡一頭 鍛治・東山・本通五頭 神山・赤川通・陣川四頭
赤川三頭 石川二頭 本町・昭和二頭 港一頭 計二〇頭
続いて、昭和三十四年度の村有貸付雌牛の貸付実施状況をみると、七月六日の家畜貸付審議会の決定により貸付を受けたものは次のとおりである。
○再度貸付雌牛
八木 豊雄(陣川) 菅原梅太郎(石川)
○新規購入貸付雌牛
保川 市松(赤川) 柳町 春松(昭和) 雨塚三津雄(港)
水島 重男(東山) 菊地 繁美(東山)