造林奨励については、
「農業経営の基礎をなす土地の生産力を増大し、一面生産生活資材需給の円滑を期するには森林の保全は不可決であって、耕地防風林、水源涵養林、土砂防止林等何れも保安林の役目を果しているが、本村においては天然林の撫育、人工造林の適地が多いので森林組合と協力してこれが推進に努める。」
森林愛護については、
「森林効用は誠に大であるが、林業は長年たゆまぬ育成と愛護が必要なので、植林による緑化と共に森林の愛護を推進する」。
また昭和三十六年度村行政方針の中でも、
「本村農業経営改善は極めて緊要なり。本年度事業は従来奨励助成した事業の振興に力を致すと共に、特に畜産振興、防風林の設置に努める処存である。而してこれら一連の事業推進に大きな役割を果している農業協同組合、開拓農業協同組合、土地改良区、森林組合、農業共済組合、採種組合、牧野組合等に対し乙は、前年度に引続き育成強化の措置を講ずる。」
このように林産事業に力を注いだ村の林産実情につき、その森林面積、主要生産量および価格、伐採造林状況等は次の表のとおりである。
(資料・・亀田村産業課調査)
森林面積(昭和二六年三月三一日現在)
森林面積(昭和二七年四月三〇日現在)
森林面積(昭和二九年四月一日現在)
森林主要生産量および価格(昭和二五年一二月末)
造林伐採面積
森林面積(昭和四一・四二・四四年)
造林伐採面積(昭和三七年―四三年)
生産量(昭和三七年―四三年)