商工会の誕生

677 ~ 678 / 1205ページ
 昭和二十九年九月、村内商工業者が参集の上、任意団体の組織として「亀田村商工会」を創立し、初代会長に照井兵之助を選任し、事務所を亀田村役場内に置いて発足をみた。この組織は法制化されるまで続き、その間主として村内商店連合会売出し、レクリエーション、村内商業案内図の設置などを実施してきた。
 法制化後の商工会としては、三十六年一月、任意団体の組織解散と同時に新しく亀田村商工会が正式に設立され再発足した。当商工会は商工業の総合的な改善発達を図るため、その任務として創立早々次の事項を活動事業にあげた。すなわち、公認の商工業経営改善普及員を配置して、経営上の種々の相談に応じて、金融や、税務について斡旋指導を行い、また種々の講演会や講習会を開き、あるいは地区内商工業の実態を調査研究し、必要に応じては行政庁に建議陳情するなど、総合的に商工業の振興を図ることである。特に経営改善普及員の配置については、この実現のため関係機関に陳情の結果、同九月一日付で経営改善普及員伊藤義三の発令をみた。

亀田商工会館