六・三制準備協議会

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 昭和二十年八月、長期にわたった戦争も終わり、我が国は有史以来の大変革を迎えることとなった。教育においては特に米国の教育使節団による勧告もあり、明治五年に学制が布かれてから、富国強兵の国策に従って、ひたむきに進んできた教育を根本的に改革することになり、いわゆる六・三制教育の実施を決定した。
 本村における六・三制準備協議会は、二十二年三月十七日、第一回の会議を村役場において開催した。各国民学校長、教頭、保護者会長、青年学校長などが参集し、伊藤助役より趣旨説明があって、協議にはいり、新制中学校は本年度各国民学校に併置すること、併置による各国民学校の教室の不足状況、学校長、職員問題などが議題となった。第二回は同年四月十三日、第三回は同年六月十六日に開催したが、緊急を要する問題について協議した。