港分校誕生の記録

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昭和二二年七月三〇日 亀田村村議会協議会において亀田小学校港分校に充当の既存建築物について協議会開催
     八月 一日 村議会、教育委員による白石氏所有の旧網工場視察
     八月 七日 右建築物の正式買収決定 亀田村字港二九四番地所在
           木造トタン葺中二階建(建坪一五〇坪、中二階八〇坪) 一棟
           付属木造柾葺平家建一二坪一棟 買収価格 五〇万円  (外に税一〇万円)
           所有者 函館市西浜町一八番地 白石広太
           工事委員長 高橋喜市 工事委員 佐藤銀作
           木戸浦一二 前田孝作 柏崎賢次郎
     八月一八日 亀田小学校港分校設立後援会設立 会長 下沢正義
           副会長 木戸浦一二 会計 佐藤銀作
    一〇月 四日 道南土木建築株式会社と四二万五千円の改造工事費を もって随意契約
    一〇月 五日 右会社改造工事に着手
           七教室(二〇坪ずつ)職員室(一六坪)宿直室(三坪)の最初の予定に
           更に一教室(一二坪)宿直室(四坪)を増加
    一〇月二八日 教育費指定寄付金四二万五、〇〇〇円
           港分校設置費一〇九万円 建物六〇万円
           模様替四二万五、〇〇〇円 設備費五万円
           雑費一万五、〇〇〇円
    一一月 五日 右改造工事完了
    一一月 八日 開校式挙行
           亀田小学校より左記職員勤務ならびに児童入校
            主任教諭 三浦文太郎(一年担任)
            教諭 杉本晃一(六年担任) 内山テル子(五年担任)
            助教諭 吉田時雄(四年担任)滝花美枝(二年担任)厚谷光枝(三年担任)
            児童 一年 七二名 二年 六三名 三年 五一名
            四年 五四名 五年 三九名 六年 六二名
            計三五一名
  二三年 四月一八日 港分校PTA独立設置 会長 佐藤銀作
            副会長 釣谷武三 西田大末
  二四年 二月二五日 函館市議会、亀田村議会において港地域の合併議決
      三月二五日 柏野小学校教諭竹村正雄、函館市より函館市立港小学校
            開校準備委員依嘱
      三月三一日 函館市と合併により閉校
      四月 一日 函館市立港小学校開校