昭和二十八年三月十日付の亀田村報を通じて佐々木村長は、亀田高等学校の発足にあたって、百年の大計成るという表現を用い、大野農業高等学校の援助のもとに亀田高等学校の設立を喜び、近代農村建設に不可欠な要素として、男子と共に女子も働きながら教養を高め、科学的な知識と合理的な技術を習得するよう呼びかけた。
更に校舎は亀田中学校を使用すること、設置学科は農業科であること、修業年限は四か年(定時制)であること、男女共学制であること、女子は家庭科において被服・食物・保健・育児・家事・経理を学ばせることなどを説明した。