旭川市立教員の『道内教育視察報告書』(昭和四十七年十二月)から抜粋して掲げ、桐花中学校に対する一つの評価としたい。
「自主的に学習する意欲を高める教育実践と題した応能教育の理論と実践を説く厖(ぼう)大なる研究紀要を購入してきたが、この研究の発端は、既に昭和二十三年に始まっており、応能教育が具体化したのは、同四十二年度である。“生徒に力をつける学習指導基本過程”というテーマから、遂に国語・数学・英語の三教科能力別学級編成と、全教科にわたる三層指導にふみ切ったことに思いを馳せると、まさに桐花中学の応能教育は、なるべくして成ったのだという感にうたれる。更に各教科領域にとどまらず、道徳及び特活領域においても同様、研究テーマを設け継続研究していることは、本当に素晴しいと思う。まさに桐花中学の生徒を主体とした歴史は、深く長い。第二十集であるかの分厚い研究紀要を手に持つ時、私は幾多の先人の先生方の血のにじむ努力の重みが、ひしと胸に迫ってくるのを感じた。(後略)」