一 公民館の新設計画 本村の公民館(四九坪)は昭和二十七年、役場裏に建設し、専任館長を配置して活発な公民館活動を続けていたが、亀田高校の教室が不足し、その新校舎を建築するまで、同校の教室に転用されることになった。三十四年、新農村建設事業によって、四八〇万円を費して青年研修所(一〇二・五坪)を建設したので、これを公民館的に利用することになった。
最近、青少年婦人団体などの文化活動が活発になり、また各種産業団体などの利用も増加の傾向であったため、公民館の使用による本村社会教育活動の振興を図ることとし、これを中心市街地に木造耐火構造トタン葺二階建一五〇坪を新設する計画のもとに、昭和三十五年建築資金積立金条例を制定し、資金の蓄積を続けた。
二 文化センターの設置
現在本村の社会教育並びに諸般の文化活動は、役場に隣接する青年研修所において実施されているが、前述のとおり、公民館を建設し、図書室を併置して、図書館としての設備を整え、会議室、研究室、集会所、演劇場を設定する予定であり、青少年の図書館、文化団体の集会所、冠婚葬祭の挙式場、映画・演劇の場所として、亀田村文化活動の中心施設とする計画であった。(昭和三十六年十一月広報かめだ臨時特集号による)
以上のことは、学校教育の施設においては、その実施が行われたが、社会教育の面においては、公民館の設立(桐花中学校裏)は実現したものの、文化センター的役割を果たすまでには不十分な施設であった。